漢方煎じ薬について
本来の漢方の形「煎じ薬」と、便利な「煎じ済みパック」のご紹介
漢方煎じ薬とは
漢方は、中国の中医学が日本の風土や体質に合わせて発展した日本の伝統医療です。 植物、動物、鉱物由来の生薬を2種類以上組み合わせたものを「漢方薬」といいます。
煎じ薬が本来の漢方薬
生薬を水で煮出して得た薬汁が、本来の「漢方薬」の形です。 煎じることで生薬の有効成分を最大限に抽出でき、揮発性成分も含めて身体に取り入れることができます。
煎じ薬の特長とメリット
身体に優しい
天然素材由来のため、西洋薬に比べて副作用が少なく、身体に優しく効き目が穏やかです。
慢性症状に効果的
慢性化した症状の改善に適しており、継続して飲むことで効果が現れます。
本来の成分
揮発性成分を含め、生薬の有効成分をそのまま抽出できます。
重要: 漢方薬は毎日続けることが最も重要です。正しく継続することで効果が現れます。
他の剤形との違い
| 剤形 | 説明 | 特徴 |
|---|---|---|
| 煎じ薬 | 生薬を水で煮出した薬汁 | 本来の漢方薬。成分を最大限抽出 |
| 顆粒(エキス剤) | 煎じた液を乾燥・粉末化し顆粒にしたもの | 揮発成分が失われる可能性あり |
| 散剤 | 生薬を粉砕した粉末 | 携帯しやすいが成分抽出が不完全 |
| 丸剤 | 散剤に水分や蜜を加えて丸めたもの | 伝統的な剤形 |
| 錠剤 | 抽出エキスに賦形剤を加えて固めたもの | 飲みやすいが添加物あり |
ご家庭での煎じ方
準備
やかんや土瓶に水約500mlと煎薬袋を1包入れます。
沸騰
中火で沸騰するまで煎じます。
弱火で煎じる
沸騰したら蓋を取り、とろ火にして約30〜40分煎じます。
水が約半分になるまで煎じます。焦がさないように注意!
完成
煎じ終わったら火を止めて、熱いうちにすぐに煎薬を取り出します。
煎じ液を1日2〜3回に分けて、空腹時に温めて服用します。
保存方法
残りは冷蔵庫で保存してください。
煎じ済みパックサービス
こんな方におすすめ
サービスの特長
無菌状態で個包装
漢方自動抽出器を使用し、100℃で約1時間煎じます。 外気に触れずに70mlずつ密封パックします。
長期保存可能
常温で2ヶ月、冷所で3ヶ月保存可能です。
持ち運びに便利
1回分ずつの個包装なので、外出先でも簡単に服用できます。
効果が高まる
毎日欠かさず飲めるため、治療効果が高まり改善が早くなります。
料金について
煎じ済みパックオプションは、通常の煎じ薬に+2,000円(税込)で承ります。
※商品ページのチェックボックスで簡単に選択できます
煎じパックの飲み方
温め方
湯煎する
パックのまま湯煎してください。
※熱湯だと火傷の恐れがあります
飲みやすい温度まで温めてください。
お湯で割る
煎じパック1:お湯1の割合を目安に、
お湯で割ってください。
お好みの濃さに調整できます。
上手な開封方法
煎じパックの角を上にして持ちます。
角から1cm程度のところを少しハサミで切り、パックに空気を入れます。
空気が入った事を確認し、ハサミで切り取ります。
コップを逆さにし、ハサミで切った部分にかぶせます。
コップとパックを一緒に逆さにすることで、こぼさずにコップへ移すことができます。
逆さにしたパックの先に切り込みを入れると、残さずキレイに煎じ薬を出せます。
よくある質問
煎じ薬はどのくらい続ければ効果が出ますか?
症状や体質により異なりますが、一般的には2週間〜1ヶ月程度継続することで効果を実感される方が多いです。 慢性症状の場合は3ヶ月以上の継続をおすすめします。
煎じ済みパックと自分で煎じるのでは効果に差がありますか?
煎じ済みパックは自動抽出器で温度・時間を管理して煎じているため、 安定した品質で効果に差はありません。むしろ毎日確実に服用できることで効果が高まります。
飲むタイミングはいつが良いですか?
基本的には空腹時(食前30分または食後2時間)に温めて服用します。 1日2〜3回に分けて飲むのが一般的です。
味が苦手なのですが...
お湯で薄めたり、はちみつを加えたりすると飲みやすくなります。 どうしても苦手な場合は、エキス剤や錠剤もご用意できますのでご相談ください。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください
すずな薬局 神野店
電話: 0952-30-5691
メール: suzuna.rakuten@lic-saga.co.jp